次の一手―ハローワーク
このまま転職サイトに固執していても一生決まらないかもしれない…そう危惧し始めた頃、私は閃きました。
ハローワークという奥の手です。
ハローワーク訪問
初の利用だったのでドキドキしながらハローワークの門扉を叩きます。平日の昼間に会社を休んでどこか後ろめたい感じもしつつ、周りの目には無職の主婦とでも映っているのだろうな…などと余計なことを考えてしまいます。
簡単に希望の職種や年収などをPCで登録した後、窓口のお姉さんとお話します。どっか良いとこないですかね~?
ハローワークの良いところはお姉さんが企業に電話してくれるところ。求人票に無くても(もしくは求人票の条件を多少満たしていなくても)確かここの企業が求人してた、とかで電話・交渉してくれたりします。
一社だけ私の経歴からけっこう活躍できそうで、給与もまあまあ、しかも正社員の採用というところを見つけ、もうここしかないと応募することにしました。
応募する旨をお姉さんにお伝えすると電話で企業に連絡を取ってくれ、履歴書と職務経歴書(と、ハローワーク紹介状だったかな?)を送付しました。
履歴書と職務経歴書はキャリアアドバイザーの方と一緒に作成したものが既にあったので、楽々応募できました。
いざ、7年振りくらいの面接!
正直に子育て中で時短勤務希望と記載しましたが、こちらはなんと書類が通過しました。喜ばしいことです。
求人票には面接回数が2回とあったので、きっと1回目は人事や直属の上司になる方、2回目は社長はじめ役員も交えての面接だろうと構えていました。
家からけっこう遠い会社だったので、当日はかなり余裕を持って訪問しました。余裕を持ちすぎて面接開始の30分ほど前に到着してしまいました。
部屋に通されると、既に3人の面接官が待機しています。
予想通りだった人事の方と直属の上司になる方は置いといて、あれれ?見たことのある方が一人。
「代表の〇〇です」
代表?
聞き間違いかとも思いましたが、企業研究のため見漁っていたホームページに顔写真が載っていた、社長その人に違いありません。
社長がいるということは、きっと今日カタを付けようと、そういうことなのでしょう。私はそう理解しました。
面接の内容など
アイスブレイキングで、面接担当の人事の方に「随分早く着かれてましたよね」と言われ「見られてた…」と若干バツが悪くなりました。
全体的に私の履歴書を読み込んでくれているのが伝わる面接内容でした。
資格に関することとか、子育てのこととか。
実際にここで働くとなった場合の具体的な話(シミュレーション)にまで及んだので、かなり真剣に採用を考えてくれているな、という印象を受けました。
大体の質問には事前に用意していた答えで返すことができましたが、「こんな人とは働きたくないという人はどんな人?」という質問は想定していなかったので、ついつい口を滑らせそうになりましたが、この手の質問は「そういう人とどのように付き合っていきますか」とセットだと喋っている途中で本能的に悟ったので、言いすぎないように言葉を選びました。
またまた予想外だったのが、現職よりも前職の仕事内容に興味を持たれてしまったことで、「ほとんど覚えてないよ~」と焦りながらうろ覚えに返答してしまいました。おそらく前職の方がこちらの会社の仕事内容に近いからでしょうけど。
技術的なことや仕事上困難を乗り越えた経験などはもちろん聞かれましたが、全体的に人間性の部分もかなり掘り下げるような内容で、新卒の時にはあまり経験しなかった丁寧な面接内容となりました。
施設見学
全ての質問が終わった後で(ホッ)、実際に私が毎日通うことになる部屋を見学させてもらいました。
あ、確かに前職の仕事内容とめっちゃ近いな。そう思いました。
使用器具一つとってもそうだし、バタバタと忙しそうな職場で、そういう雰囲気的なところも現職より前職の方に似ています。
一つ気になったのが「換気できてる?」という点。有機溶媒の臭いがすごく充満していて、大学の研究室を思い出しました。こんなところで長時間仕事してたら病気になるのでは…なんて考えてしまいます。
面接部屋へ帰って来て
「あなたの給与は○○円となります。合否は後日電話にてお知らせします。最後に質問はありませんか?」
具体的に給与を教えてくれるとは思っておらず、素直にありがたいなと思いました。
額はハローワーク掲載額のちょうど中央値でした。
質問はあらかじめ考えていたのをいくつかと、その場で思いついたことをいくつか聞き、面接は終了しました。
総評
面接と施設見学の感じから、会社の雰囲気や人間関係は良さそうだと感じましたが、部屋の有機溶媒臭と家から遠いのがやはり難点。
とはいえ深刻な話、給与は今よりかなりアップするので採用してもらえるなら行きたいかも…。
合否発表
の、その前に。
実は面接終了後から気分が悪い日が続いていました(あ、)。
そうです。めでたく懐妊していたのです。
それにしても我ながらなんというタイミングでしょう。
その直後に「採用」の連絡を貰ってしまいました。
いや、諦めるのはまだです。私は思い出していました。キャリアアドバイザーの方から聞いた例のお話を。
転職直後にはなりますが、育休を取得させてもらえないか交渉することにしました。
二度目の会社訪問
電話でお伝えした時に、人事の方もさすがに驚いていましたが、だからと言ってトゲトゲした対応をされるということもなく、和やかな場ではありました。
育休については国の方針として原則、従業員が申し出たら取らせてあげてねって感じですが、これには例外があり、入社1年未満だと会社側が断ることができます。
会社の労使協定にこの記載があると適用される、つまり育休取得が断られてしまいます。
こちらの会社はまさにこのパターンに該当していたようで、その事実に加え、即戦力として働いてくれる人を求めていたということで結果的にお断りされてしまいました。
最後のあがき
転びましたが、タダでは起きません。
人事の方との口約束で、育休明けにまだ募集があれば採用してほしい旨を伝え、了承を得ました(また面接からだけど)。
実際その時が来て、募集があったとして、転職するか否かというのは今のところ定かではありませんが、子育て中である自分にもこうして選択肢が増えたことで少し気分が軽くなりました。
こうして私の転職活動は終わり、同時に妊娠生活が始まるのでした。

コメント